2019年第4週ランド円予測


    来週(1/21-1/25)のランド円予測です。


    先週の予測では、参考指標として従来のランド円チャートのみならず、株価やVIX、イベント・経済指標をサンプルとして、多角的に予測を行いました。


    結果として、比較的精度の高い予測になったのではないかと思いましたので、今回も(すっごく手間暇かかるんですが汗)同様の形態で進めていきます。


    今回の参考指標としては、

        ①先物データ(日経225・香港40・独30)

        ②ドルインデックス

        ③APXボラリティ指数(VIX) 

        ④ランド円

        ⑤イベント・経済指標など

    …を使っていきます。


    予測は個人的見解を多く含みます。参考程度にご活用頂ければ幸いです。



株式先物(日経・香港・独)


    まず、日経先物(225)を見てみます。


日経先物(月間)
日経先物(月間)


    月間チャートで見る分には現在差し掛かっているラインの上にも、まだ幾分の余地があります。


    先週の予測ブログの中で、中長期の株価予測を18000-21000と予測し、21000円に到達してから下落に転じ、18000円に向かうと書きましたが、その上限たる21000円にほぼ到達しています。

    正直、これ程短期で上昇するとは思っていませんでした。


    また、これに連動した為替(ドル円)の上昇率ですが、株価上昇が週間で約4.5%に対し、為替は約1.5%です。

    過去のデータに基づく個人的見解では株価の値動き率と為替の値動き率は3:1程度であるパターンが一般的ですので、現在の為替上昇は株式先物とほぼ連動している、といえます。



日経先物(年間)
日経先物(年間)


    次に日経先物の年間チャートです。


    ここでも上昇の上限は、パターンとしてまだ幾分の余地があります。

    概算で21000-21200程度でしょうか。


    その他、フィボナッチ・リトレイスメントで考えた場合、

    ①直近の下落幅

        24.480円-18.840円=5.640円

    ②フィボナッチ・リトレイスメント

        ◆38.2  …  2.154円(20.994円)

        ◆50.0  …  2.820円(21.660円)

        ◆61.8  …  3.486円(22.326円)

    …となり、この場合は上限ラインを勘案した時に、現在値が反転ポイントである事を示唆しているといえます。


    日経先物で考えた場合は、上限は近いものの、まだ上限・反転ポイントかどうかは判断しづらい状況だと考えます。


    では、その他の先物データはどうでしょうか。香港40と独30を見てみましょう。



香港先物(年間)
香港先物(年間)
ドイツ先物(年間)
ドイツ先物(年間)


    香港とドイツ先物データ(年間)です。


    香港先物は下降ラインに沿って推移しており、丁度ラインに触っています。また、ドイツ先物も候補となるラインが二つありますが、いずれも現在値でクロスしています。


    海外先物を見る分には、現在値が反転ポイントである可能性が高いと考えます。


    先物データのみの判断では、現在値で反転する可能性が高いと考えます。


    では2つ目、ドルインデックスとドルランドのチャートです。



ドルインデックス


    ドルインデックスはアメリカドルの、通貨自体の価値を示した指標です。

    これが高まるとドルランドは相対的に上昇し(総じてドル円も上昇しますが)、ランド円は『上昇が緩く・下落は激しくなる』傾向になる場合が多いです。


    それでは月間と年間チャートを見ていきましょう。



ドルインデックス(月間)
ドルインデックス(月間)
ドルインデックス(年間)
ドルインデックス(年間)


    月間では手堅く上昇ラインにて推移しており、当面下落するポイントは見当たらないように感じます。

    また、年間ではラインパターンは2つ程候補がありますが、うち1つは底打ちで上昇局面に入ったもの、もう1つはまだ下落余地があるパターンです。


    どちらも一定確率あると思いますが、ごく短期の予測ではドルインデックスは上昇する可能性が高いと考えます。


     ごく短期でみた場合、実は下降ラインのパターンも考えられますが、下値が丁度上昇ラインで止まって反転しているので、可能性としては低いと予測します。


    では3つ目、VIXを見てみます。



SPXボラリティ指数(年間)
SPXボラリティ指数(年間)


    VIXは下落傾向が継続しています。

   今週も下落・又は維持の可能性が高いと考えます。その為、値動き自体は一定方向になりやすいと予測します。


    では4つ目、ランド円チャートです。



ランド円チャート(8時間)
ランド円チャート(8時間)


    ランド円は下落ライン上限の最終防衛線に差し掛かっています。


    このラインを越えると、8.05-8.15辺りまで反転は無いと考えられ、また、上昇ラインに乗る可能性が高まります。


    しかし、先週末に於ける中国関連のポジティブニュースでも、中国影響が大きいオセアニア通貨が高値を記録したのに対し、ランドは伸びが高くありませんでした。

    これはドルインデックスの急上昇により、ドルランドも上がった為ですが、そのドルランド上昇がランド円の上値を抑えています。


    ドルランドが上がるのは(一概にそうとは言いませんが)新興国通貨からドルに資金が流出している事を意味しており、リスクオンになっても伸びが弱く、リスクオフになれば当然のように新興国通貨の買いが弱まるだけではなく、資金流出による流動性悪化により下落幅まで大きくなる可能性が高くなります。


    このような点から、ランド円の買いはこれ以上伸びる可能性は低いと予測されますし、現時点で下降ライン上限に2パターンで触っています。


    ランド円チャートからの分析では、反転する可能性が高いと考えます。


    では最後、イベント・経済指標です。



イベント・経済指標


    イベントは、さほど重要な事項は無いように感じます。


   経済指標では、今週も重要指標がいくつか発表されますが、中でも重要なのは、

   ①中国GDP(月曜日)

   ②中国鉱工業生産(月曜日)

   ③南アフリカCPI (水曜日)

   …ではないでしょうか。


   中国指標は今月出た12月の一部結果が悪く、予測より弱い可能性があると思います。(深読みですが、先週末に中国から譲歩的な提案があったのはこの発表前だった点も匂います。)

   もし悪い結果の場合、為替相場全体にも悪影響を及ぼしかねません。逆に良かった場合は買いムードが強まるでしょう。


   南アフリカCPIも結果次第です。この辺は発表以後の対応が望ましいと考えます。


   その他の経済指標も重要なものは事前予測が弱いものが多く、為替は下振れしそうな予感がします。


   では、ランド円予測です。



◆7.500円-8.050円


①株価で判断する分に、来週は現在値辺りを高値に下落する可能性が高いと考えます。


②ドルインデックスでの判断は、ドル維持・上昇により、ランド円の上値は抑えられる事が予測され、また下落局面での下げが強まる可能性が高いと考えます。


③VIXでの判断は、指数の維持・下落傾向により、激しい為替上下振れは弱まり、傾向は固まりやすいと考えます。


④ランド円での判断は、反転ポイントに触った可能性が高く、反転下落する可能性がやや高いと考えます。


⑤経済指標での判断は、結果次第な部分が大半なものの、事前発表内容を見る分に弱い可能性があり、下振れする可能性がやや高いと考えます。


    …以上の点から、下落する可能性は、



下落確率:60-70%


    と、予測します。


    反転の予測を建てましたが、反転予測は俗に『落ちてくるナイフを受け止める』行為であり、ハイリスク・ハイリターンと言われます。


    ポジション建ての際は、十分吟味した上で臨んで頂きたいと思います。


    来週も皆さんにとって良きトレードになりますように。(  ̄▽ ̄)