2019年2月2週ランド円予測

 さあ、明日から再びトレードが始まりますね。

 

 先週は週半ばまでランド円は膠着し、動きがあったのは水曜日、RBA(豪州準備銀行)総裁の発言で一気に下落を始め、週末には一時8.00円まで到達したものの、上昇膠着で8.05円で終了しました。

 

 来週はどういった流れになるのか、その分析の為の参照データを今回は以下の項目に絞りました。

 ①日経先物データ

 ②ドルインデックス・円インデックス

 ③南アフリカ市場株価

 ④アメリカ+南アフリカ長期債利回り

 ⑤金価格

 ⑥イベント・経済指標

 …です。

 

 また、他のところでも記載している通り、予測は主に経済データを軸に「市場の空気・地合い」を基に予測しています。一般に使用されるテクニカル・オシレータなどのツールや、エリオット波動等の理論は使用していませんので、それらを組み合わせれば、より精度が上がるかもしれませんが、動向結論が立てにくいので、割愛します。

 

 それでは早速、日経データから見ていきましょう。

 

 

①日経株価データ

日経先物データ(日経225・年間)
日経先物データ(日経225・年間)

 

 

 日経先物データです。今回の分析は週刊チャートを見ての判別になりますが、日経データのみ年足で表示しています。ですので、今週の日経推移を記載すると…

 ①週末まで高値維持の20600-20900円で推移

 ②週末急落して20200円まで下落するも20300円で終了

 …です。

 

 週間チャートで見る分には急落基調で終了していますが、年間で見てみると、ちょうど下落ライン上限に触って下落しているのがわかると思います。

 

 約1か月前の予測の時に記載していますが、このラインに「ようやく」触れたという事でしょうか。その点から反転下落している点を見る分に、当面は下落が予測されます。

 

 このまま下落するのであれば、おそらく18800-19800円辺りまで下がると思います。

 

 では2つ目、ドルインデックスと円インデックスを見てみましょう。

 

 

②ドル・円インデックス

ドルインデックス(週間)
ドルインデックス(週間)
ドルインデックス(年間)
ドルインデックス(年間)

 

 

 ドルインデックスの週間・年間チャートです。

 

 ドルインデックスは今週・ほぼ右肩上がり一直線に推移しました。これほど上昇したのは久しぶりなのではないでしょうか。

 

 お蔭でドルランドはじり高展開で、ランド円の下落に寄与した部分が大きく、今週ランド円が下落した原因はほぼドルインデックスにあるといっても過言ではありません。

 

 ただ、週末金曜日の最終盤は伸び悩む局面もありました。年間チャートを持ち出しているのはそのためです。年間チャートをご覧ください。上昇ラインにそって一旦の下落を示していたドルインデックスが反発していますが、実はまだ上昇ライン下限に触っていません。

 

 これは今後一旦は下落(95.0位か)する可能性を示唆しています。とはいえ、これが来週から訪れるというのは、少々急すぎる展開だといえます。普通に週足でみている限りでは「膠着or上昇」と捉えるのが手堅い判断であると考えます。

 

 今回年間チャートを持ち出したのは、今後2~3週間後の予測に生かす為です。このブログを律儀に読んでくださる方は、少しでも記憶に残しておいてください。

 

 次に円の強さを示す円インデックスデータです。

 

 

円インデックス(週間)
円インデックス(週間)

 

 

 円インデックスもドルインデックス同様、ランド円の相場動向に大きく影響を及ぼす指標です。円インデックスはその数値が高い程円高になりますので、この指標が上昇すると、ランド円は下落することになります。

 

 その点では、ドルインデックスより分かりやすい指標であるといえます。その分影響も限定的ですが。

 

 週間で見る分には、上下しながらもやや上昇し始めている傾向がうかがえます。ただし、その動きはまだはっきりとせず、まだ明確な円高傾向には至っていませんね。

 

 では3つ目、南アフリカ市場株価動向です。

 

 

③南アフリカ市場株価動向

南アフリカ市場株価(FTSE/JSE・週間)
南アフリカ市場株価(FTSE/JSE・週間)

 

 

 南アフリカ市場は為替に与えるその影響は限定的ですが、ランドの強さ・地合いを探る上では有用な指標です。

 

 その南アフリカ市場、水曜日から急落しており、ほぼ下落一辺倒で終了しています。売りが殺到しているといってもよい状況ではないでしょうか。リスクオフに傾いていることが伺えます。

 

 この流れを見る分にも来週は下落基調になりそうです。

 

 では4つ目、アメリカおよび南アフリカ長期債(10年)利回りデータです。

 

 

④アメリカ+南アフリカ長期債動向

アメリカ10年債利回り(週間)
アメリカ10年債利回り(週間)

 

 

 まず、アメリカ10年債からです。週を通して右肩下がりで推移しています。

 

 この指標は原則として下落するほどリスクオフに傾いているといえます。従って週を通して、よりリスクオフにシフトしている可能性が高いと考えます。

 

 比較的判断しやすい内容であると思います。

 

 では南アフリカ10年債利回りです。

 

 

南アフリカ10年債利回り(週間)
南アフリカ10年債利回り(週間)

 

 

 南アフリカ10年債はアメリカ長期債と異なり、上昇するほどそのリスクが高まるといえます。

 

 週間での推移をみる分に、まだはっきりとした結論はでませんが、やや上昇傾向であると考えます。週末に直近最高値8.700を更新した点も注目するポイントではないでしょうか。

 

 では5つ目、金価格です。

 

 

⑤金価格動向

金価格(週間)
金価格(週間)

 

 

 金価格はリスクが高まると上昇する傾向にあると思います。従って、この数値が上昇するほどリスクオフの地合いであると考えることができます。

 

 金価格は週半ばまでは下落を示しましたが、週末に急上昇して、週始まりの値に戻っています。

 

 金価格のみで判断すると、まだ地合いの予測が立ちにくい状況ではないでしょうか。

 

 では6つ目、経済指標です。

 

 

⑥イベント・経済指標

 

 

 来週はイギリス・EU中心に重要指標が多いですが、南アフリカ指標も重要なものが多く、指標単体で言えば自国指標が重要なポイントになると考えます。

 

 ①南アフリカ失業率(2月12日 18:00)

 ②南アフリカ製造業生産(同日同刻)

 ③南アフリカ小売売上(2月13日 20:00)

 ④南アフリカ鉱業製造(2月14日 18:30)

 ⑤南アフリカ金生産(同日同刻)

 

 特に失業率は現在ESCOM労働組合との騒動でも懸念される材料です。この数値が高いと南アフリカ単体でのリスクオフに拍車がかかる可能性が高いです。

 

 また、米国政府機関閉鎖再開の報道にも要注意です。この報道は全世界レベルのリスクオフに向かう可能性が高いので、ヘッドラインに気を配る必要もあります。

 

 最後に総評・ランド円予測です。

 

 

ランド円予測・総評

 

 

◆日経株価から判断するに、ランド円は下落する可能性がかなり高いと考えます。

 

◆ドル・円インデックスから判断するに、ドル上昇~膠着、円上昇~膠着でランド円は下落する可能性がやや高いと考えます。

 

◆南アフリカ市場動向から判断するに、ランド円は下落する可能性がかなり高いと考えます。

 

◆アメリカ・南アフリカ長期債から判断するに、ランド円は下落する可能性がかなり高いと考えます。

 

◆金価格から判断するに、ランド円は膠着する可能性が高いと考えます。

 

◆イベント・指標から判断するに、ランド円は下落する可能性がやや高いと考えます。

 

 以上の点から、次週のランド円予測は以下のように考えます。

 

 

ランド円予測:7.500-8.150

傾向:下落 可能性:高い(60-70%)

 

 

 総評としては…

 

 先週リスクオフムードながらドルインデックスは下落せず、金価格も上昇しませんでした。これはリスク回避の動きがありつつも、買い需要がドルに集中したためであると考えています。

 

 リスクオフを示す動向としては、安全通貨の代表格であるスイスフランが右肩あがりの展開を示した点からもいえると考えます。フランは週末にドルに対して優位に立つ形に変わりつつありました。

 

 日経株価が週末に下落したのは、週前半~中盤まで強かったドルが、次第に弱まったことによるものであると考えています。ドル円やドルランドでは終始強かったドルも、フランに対して下落し始めたことでリスクオフは加速していると判断しています。

 

 フラン高騰・株価下落・ドル膠着・米金利低下、この項目を見る分に、リスクオフが強まっているといえます。

 

 また、金価格は週末上昇と共にドルが膠着・下落している点にも注目しています。資金がドルから金に流れているからも、言い方を変えれば「ドルさえも下がる」状況になっているといえます。

 

 リスクオフ、と何度も記載してきましたが、ランド自体はどうでしょうか?

 

 ランド円に限定して、

 ①ドル・円膠着…ランド→

 ②日経株価下落…ランド↘

 ③米長期債下落…ランド↘

 ④南ア長期債微増…ランド↘

 ⑤南ア株価下落…ランド↘

 …であると考えますので、やはりランドにとって上げの要素は少ないと考えます。

 

 とはいえ、出始めの中国市場の動向が週前半のカギを握っています。ここで買優勢になれば流れは変わるかもしれませんし、経済指標がよければ尚良しです。逆も然りですが。

 

 ニュース関連では上述の米政府機関閉鎖再開報道、南アフリカESCOM・予算・ムーディーズ格付け関連が出次第、戦術を変える必要は出てくるかもしれませんので、要チェックです。

 

 

 過去最高の長さになってしまいました。

 

 みなさんのトレードの足しになれば幸いです。

 

 来週が皆様にとってよいトレードになりますように。

 

 さあ、頑張っていきましょう!!

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コメント: 1
  • #1

    (火曜日, 12 2月 2019 16:44)

    下落信じます!!