2019年2月3週ランド円予測

 さあ、来週はランド円戦士にとって天国とも地獄ともなる瞬間、南アフリカ予算発表があります。(併せてムーディーズ格付けの可能性もあるかもしれません)

 

 今回も指標分析を行いつつ、総合的に傾向を判断しますが、今週は上述イベントの関係上、指標の影響は限定的になる可能性が高いです。

 

 それも仕方ありません。もし予算内容が悪く格付けが下がることになれば、予算発表前・予算発表後・格付け発表後で三段階の下落が想定され、その下落幅は計り知れません。それだけの規模、言うなれば5年に1度程度の激震が走る可能性がある週であることを念頭に入れる必要があると思います。

 

 さて、前置きは置いておき、早速執行分析に入りたいと思います。尚、今回はグラフ等のデータは添付していません。あらかじめご了承ください。

 

 また、今回より最後の総評を除き、語りは最小限に留め、あくまで短期~長期観点から見た「上昇・中立・下落」で指標をここに判断していきます。

 

 今回の判断材料に使う指標は以下の通りです。

 ①株式動向(日経・ダウ・香港・南アフリカ)

 ②指数動向(ドル・円・ユーロ・フラン)

 ③債権動向(日本・アメリカ・南アフリカ)

 ④資産動向(金)

 ⑤国内状況・世界概況

 

 また、傾向を示す内容は以下の表記とします。

 ①極めて上昇優勢(+5pt)

 ②上昇優勢(+3pt)

 ③やや上昇優勢(+2pt)

 ④僅かに上昇優勢(+1pt)

 ⑤中立(0pt)

 ⑥僅かに下落優勢(-1pt)

 ⑦やや下落優勢(-2pt)

 ⑧下落優勢(-3pt)

 ⑨極めて下落優勢(-5pt)

 

 

①株式動向(日経・ダウ・香港・南アフリカ)

 

 

◆日経株価(日経225)

 先週に引き続き上昇傾向です。先週予測では反転下落を想定していましたが、一時的な下落後は上昇に転じ、結果的には下落ライン上限を明確に超えています。まだ断定はできませんが、上昇トレンドに入った可能性があります。

 ⓐ24時間判断…上昇

 ⓑ1週間判断…上昇

 Ⓒ1カ月判断…上昇

 ⓓ1年間判断…上昇

〇指標判断…上昇優勢

 

◆ダウジョーンズ(先物)

 こちらも日経同様の上昇幅です。ただ、週半ばに米国指標が悪かったことによる下落が発生しています。幸いなことにその後は早々に回復して完全に元値に戻っています。

 ⓐ24時間判断…上昇

 ⓑ1週間判断…やや上昇

 Ⓒ1カ月判断…上昇

 ⓓ1年間判断…上昇

〇指標判断…上昇優勢

 

◆香港40(先物

 こちらも日本・米国同様の動きです。特筆する事柄はありません。

 ⓐ24時間判断…上昇

 ⓑ1週間判断…中立

 Ⓒ1カ月判断…上昇

 ⓓ1年間判断…上昇

〇指標判断…上昇優勢

 

◆南アフリカ先物(FTSE/JSE

 こちらも日本・米国同様の動きです。特筆する事柄はありませんが、どの株式よりも上昇傾向が強いです。この点はランド円にポジティブに働きそうですが、なにぶん影響が小さいです。

 ⓐ24時間判断…上昇

 ⓑ1週間判断…上昇

 Ⓒ1カ月判断…上昇

 ⓓ1年間判断…上昇

〇指標判断…極めて上昇優勢

 

◎株式指標での判断…上昇優勢

◎地合い判断…リスクオン

 

 

②指数動向(ドル・円・ユーロ・フラン)

 

 

◆ドルインデックス

 先週同様に上昇傾向です。米国指標が不調でも崩れなかった点はドルの強さを物語っていますね。週末は下落しましたが、調整の可能性が高く、現在の傾向に変わりはなさそうです。

 ⓐ24時間判断…やや下落

 ⓑ1週間判断…中立

 Ⓒ1カ月判断…上昇

 ⓓ1年間判断…中立

〇指標判断…僅かに上昇傾向

 

◆円インデックス

 こちらは先週から引き続きの下落傾向。リスク地合いは一定残っているものの、円買いには至っていません。

 ⓐ24時間判断…中立

 ⓑ1週間判断…やや下落

 Ⓒ1カ月判断…やや下落

 ⓓ1年間判断…下落

〇指標判断…やや下落優勢

 

◆ユーロインデックス

 週を通して伸び悩み。変動がない、というよりも売買の主流から外れている感じを受けます。

 ⓐ24時間判断…中立

 ⓑ1週間判断…中立

 Ⓒ1カ月判断…やや上昇

 ⓓ1年間判断…中立

〇指標判断…中立

 

◆フランインデックス

 週を通してリスク地合いは一定あったものの、買い優勢で推移したため、一時的な上昇を除きフランも弱く推移した。

 ⓐ24時間判断…中立

 ⓑ1週間判断…やや下落

 Ⓒ1カ月判断…下落

 ⓓ1年間判断…下落

〇指標判断…やや下落優勢

 

◎指数指標での判断…ドル優勢

◎地合い判断…ややリスクオン

 

 

③債権動向(日本・アメリカ・南アフリカ)

 

 

◆日本10年債

 先週同様にマイナス金利で推移。結果的に大きな変動はありませんでしたが、週末は下落基調。ややリスク前進で終わった感があります。

 ⓐ24時間判断…中立

 ⓑ1週間判断…中立

 Ⓒ1カ月判断…やや下落

 ⓓ1年間判断…中立

〇指標判断…中立

 

◆アメリカ10年債

 日本債同様に週全体ではほぼ横ばい。週半ばまで上昇・週末下落の傾向も同様。

 ⓐ24時間判断…僅かに上昇

 ⓑ1週間判断…やや上昇

 Ⓒ1カ月判断…やや下落

 ⓓ1年間判断…上昇

〇指標判断…やや上昇優勢

 

◆南アフリカ10年債

 週を通して急上昇。週末は一服したものの、短期間で急上昇しており、今後も上昇する可能性が高い。

 ⓐ24時間判断…下落

 ⓑ1週間判断…上昇

 Ⓒ1カ月判断…極めて上昇

 ⓓ1年間判断…極めて上昇

〇指標判断…上昇優勢

  

◎債権指標での判断…

 ①ドル上昇優勢

 ②円中立

 ③ランド下落優勢

◎地合い判断…

 ①ややリスクオン

 ②南アフリカのみリスクオフ

 

 

④資産動向(金)

 

 

◆金価格

 動きが流動的。週前半~中盤は横ばいで推移するも、後半~最終盤に急上昇。リスクオフの地合いを払しょくできない状況が伺える。

 ⓐ24時間判断…極めて上昇

 ⓑ1週間判断…やや上昇

 Ⓒ1カ月判断…やや上昇

 ⓓ1年間判断…上昇

〇指標判断…上昇

   

◎資産指標での判断…リスクオフ優勢

 

 

⑤国内状況・世界概況

 

 

◆国内状況(ランドに対する影響)

 ⓐESCOMによる停電…下落

 ⓑESCOM分割案の提示と一定の進展…上昇

 ⒸESCOM労働組合の反発…下落

 ⓓムーディーズ格下げ懸念の顕在化…極めて下落

 ⓔ南アフリカ予算に対する不安…極めて下落

 ⓕ国内株価の急伸…上昇

〇指標判断…下落

 

◆世界状況(ランドに対する影響)

 ⓐ米中貿易協議の進展…やや上昇

 ⓑ米国の対中関税交渉期限迫る…やや下落

 Ⓒ米国を中心とした株高…下落

 ⓓ欧州を中心とした指標悪化・景気停滞…やや下落

 ⓔリスクオフ地合い…やや下落

 ⓕリスクオン姿勢…上昇

〇指標判断…中立

  

◎国内外概況での判断…ランド下落

 

 

◆週間予測及び総評

 

 

◆週間ランド円予測

 7.000円ー7.950円

 

①株式指標での判断は、株価上昇による一定の上昇効果は見込めると判断するも、米国株価主体で上昇する事によるランド上値の圧迫が考えられるため、やや下落に寄与すると予測される。

 

②指数指標での判断は、ドル上昇・円膠着の構図が考えられる点、また、リスクオフ地合いがありながらも安全通貨としてドルが一定の影響力を強めている為、資金がドルに集中しやすく、新興国から流出する懸念が強いことから、ランド円には下落に寄与すると予測される。

 

③債権指標での判断は、指数指標と同様にドル上昇・円膠着になることが考えられる点、南アフリカ債権が急上昇することによる資金流出に現状歯止めが効かない状況であることから、ランド円には極めて下落に寄与すると予測される。

 

④資産指標での判断は、リスクオフの地合いが継続することから、ランド円にはやや下落に寄与すると予測される。

 

⑤国内外概況からの判断は、国外状況はおおむね中立ながらも、ランドにとってプラスになる材料に乏しい点、国内状況が非常に不安定かつ買い材料の欠如から、ランド円には極めて下落に寄与すると予測される。

 

 以上の点を総合的に判断すると、

 

 ランド円は下落傾向となる、と判断する。

 

※予測は洋傑個人的見解に基づくものです。参考程度にご活用ください。

 

 

おまけ・南ア予算発表前後の動向について

 

 

 今週は短くなる…と思っていたのですが。時計を見れば日を跨いでいます。(´・ω・`)

 

 さて、指標判断は上記の通りですが、ここまで長々書いておいて、実際のところ今週は南アフリカ予算発表による振れが殆ど南アフリカランドを支配するといっても過言ではないでしょう。

 

 そこで、個人的見解ながら、予算発表前の動向予測を記載したいと思います。どちらかといえば動向予測というより、洋傑のトレード予定内容といったところでしょうか。

 

 まず1番目、月曜終盤~水曜序盤までの間に「南アフリカ予算内容に対する不安・懸念」による下落があると考えています。

 

 これは可能性としては極めて高い傾向となる、と考えています。

 

 同時に一番手堅くトレードできる局面ではないかとも考えています。

 

 そして2番目。発表後の動向ですが、1番目の仕掛けである程度の含み益が生まれていた場合は静観します。そのまま下がれば良し、上昇すれば早々に決済します。

 

 そして3番目。予算発表後~ムーディーズ格付け発表までは、どのような予算内容にしろ、不安視する可能性が高いので、予算内容に不安材料が多かった場合はそのまま売りを、ポジティブな内容が多かった場合は買いが一服してからの売りが一定の効果を出すと考えています。

 

 あくまで参考程度にご活用くださいね。

 

 本当に長い文章になってしまいました。

 

 来週は大きく稼げる可能性と大損する可能性が併存するハイリスク・ハイリターンな週となるでしょう。リアルタイムの情報発信がキモになると思いますので、できる限り配信したいと思います。 

 

 来週が皆様にとって良いトレードになりますように。

 

 さあ、大勝負の開幕です!(*'▽')/イクゾー