2019年3月3週ランド円予測

 来週も重要指標盛りだくさんの一週間となります。

 

 …と今週も記載しましたが、来週はそれを上回る状況になりそうです。

 

 前回予測は動意予測・基準点・終値予測の3段構えで予測を行いました。結果はご存知の通り三分の一の整合率となりましたが、経済指標を織り込んだことで、精度は向上したような気がします。

 

 しかしながら、少々ロジカルにし過ぎた感があります。AIのアルゴリズムみたいな展開になってきたので(いっそアルゴリズムならAIの方が遥かに精度が良いでしょうし)、初期の予測スタイルに戻してみます。

 

 ただ、先週実施した①動意予測 ②基準点 ③終値予測 は継続します。また、各指標の分析は直近の自主採取データを参照に進めていきたいと思います。

 

 デジタルからアナログへ…みたいな変更ですが、ロジックより体感的な地合いを大事にしたかったので今回はこの方法で進めます。

 

 さて、早速分析に入りたいと思います。

 

 

週間分析レポートは以下のリンクから。期間別の指標では一番信頼性の高いものなので、一度ご覧ください。

 


①株式動向

  

◆日経株価(日経225)

 

 

◆香港40(先物)

 


 

 直近の日経データです(各日終値記載)。 

 

 週での変動で言うと、日経で2%程度の上昇、香港株で3%程度の上昇です。今週のみで見れば週を通して上昇傾向であったといえます。

 

 中期的スパンのチャートで見ても、両株価とも安定した上昇傾向です。特に日経は上昇を示すサインがチャートに現れており、今後は一旦下落するも、最終的には上昇に傾く可能性が高いです。

 

 その点は香港株も同様だと思いますが、より確実に傾向がみられるのは日経の方となります。

 

 そうなった場合、ランド円全体の動向は別として、東京時間(9:00-15:00)はランド円は上昇傾向になる可能性が高いといえます。もし週を通しての下落傾向に変更が無い場合は午前は上昇・午後は下落なんて展開になる可能性もありますね。

 

 上述の通りの展開であるならば、ドル高・円安の流れになるということになります。

 

 先ほど記述した通り、この流れだと直近で下落になる可能性が高いです。タイミングで言えば週明け直後ではないかと考えています。下げ幅で言えば日経で20900-21000円ラインでしょうかね。

 

 週を通しての流れとしては日経・香港株とも「上昇」であると予測します。

 

◎指標動向予測:上昇

◎地合い:リスク低・安定

 

 

 


②指数動向

 

◆ドルインデックス

 

 

 ◆円インデックス

 

 

◆ユーロインデックス

 


 

◆フランインデックス

 

 

◆豪ドルインデックス

 

 

◆ポンドインデックス

 


 

 

 通貨インデックスは 二極化の推移でした。具体的にはドル安・円安→その他通貨高の流れになっています。

 

 米国経済指標が悪かったのもありますが、ドルは全般的に低調でしたね。その下げ分をその他の通貨で拾い上げている格好です。週間で見ればリスクはさほど上昇しなかったといえます。

 

 週末に北朝鮮報道が流れましたが、短期的に下げただけで諸通貨は概ね持ち直しました。そういった意味ではリスク地合いは高まっていない可能性が高いです。

 

 但し、それは今週まで。来週は豪州金融政策決定会合議事録が公開、木曜日にはFOMCがあります。早ければ週序盤から、遅くとも週半ばにはリスクが高まり、諸通貨インデックスが下落する可能性が高いです。

 

 特に豪ドルはRBAシンドロームになっています(笑)。かなり警戒売りが出そうな気がしますね。

 

 殺人通貨は放っておいて、避難通貨たる円・フランは週半ばにかけて膠着~上昇が見込まれます。ドルはFOMCの影響で下がる可能性がかなり高いと思います。

 

 不確定要素としては重要経済指標の発表です。これに諸通貨がどれくらい反応すうかがトレード成功の是非を決めそうな気がします。

 

 話がややこしくなったのでまとめますが、週半ばにかけてドルは下落、円は上昇を示すと思われます。ドル円で言えば下落となるのでしょうが、ランド円はドルランドも絡んでくるので厄介です。

 

 これは洋傑の個人的見解ですが、ドル・円のみで考えた場合、ランド円としては「膠着」の可能性が高いです。

 

◎指標動向予測:膠着

◎地合い:リスク上昇・不安定

 

 


③債券+金(リスク)動向

 

◆日本10年債

 

 

◆アメリカ10年債

 

◆ドイツ10年債 


 

◆オーストラリア10年債

 

 

◆南アフリカ10年債

 

 

◆金価格

 


 

 債券動向です。こちらは概ね週を通して下落傾向ながらも、非常に緩やかなペースになっています。見方によっては膠着とも取れる状況です。

 

 週半ばまでは下落優勢、その後は復調した構図です。

 

 債権全般ではそういった見解ですが、金価格は上下しながらも上昇傾向でした。債券が緩やかな下落・金価格が上昇となればリスクオフといえますが、まだそれほどのサインは出ていません。

 

 昨日の反省会に記載した事ですが、今週は南アフリカ債券が相場の後追い、対して金価格が相場先行となっていました。ご覧のとおり、南アフリカ10年債(上昇すればランド安)の動向を1日先行する形で金価格(こちらも上昇するとリスク上昇→ランド相対的下落しやすい)が推移しているのがわかると思います。

 

 これは現状の傾向が続けばですが、月曜日は下落になる可能性が高いです。ランドインデックスのみでランド円は決まりませんので、その辺には注意が必要ですが。

 

 来週は週半ば(FOMC)までは諸債券とも下落する可能性が高いです。ランドインデックスに関しても同様ですが、ドルや円とのバランスから考えればまだはっきりしませんね。

 

 ともあれ、債券+金価格からみた判断ではランド円は「下落」と予測します(週半ばまでは)。

 

◎指標動向予測:下落

◎地合い:リスク上昇・不安定

 

 


④国内状況・世界概況

 

◆国内状況(ランドに対する影響)

※現在の段階での影響予測を記載

ⓐESCOM問題…下落

ⓑSARB国有化問題…中立

Ⓒムーディーズ格下げ懸念…下落

ⓓ土地収用問題…中立

 

 

◆世界状況(ランドに対する影響)

※現在の段階での影響予測を記載

ⓐ日米・米中貿易協議…中立

ⓑ米中貿易摩擦関連…やや下落

Ⓒ世界的な景気減速感…やや下落

ⓓ豪利下げ示唆+ECB利上げ見送り…下落

ⓔ北朝鮮核開発関連…やや下落


 

 他にも様々あると思いますが、めぼしいものをピックアップしました。

 

 挙げてみるとわかりますが…好材料はありません。洋傑の見方が悪いのかも知れませんが。

 

 特にランドにとっては国内事情が悪化の一途です。先週はSARB国有化問題が噴出しましたが、せっかくなりを潜めたと思いきや、今度はランド必殺「ムーディーズ」が参上です。加えてESCOMまで出てくると、なかなか上昇ができない状況だと思います。

 

 世界概況も思わしくありません。特に金利関連は為替にダイレクトに効いてくるので、不安増大→ランド下落の構図が出来上がってしまいます。そういった意味でもランド安は避けられない状況だといえます。

 

 週半ばを過ぎれば、世界概況はややリスク緩和になるかも知れませんが、ランドは果たしてどうでしょう。ムーディーズの格付け発表が迫る中、下落に引っ張られる可能性が高いです。

 

 国内+世界概況で判断した場合、ランド円は「下落」と予測します。

 

◎指標動向予測:下落

◎地合い:リスク上昇・不安定

 

 


⑤重要経済指標

 

◆月曜日

 8:50…日本貿易収支(★★)

13:30…日本鉱工業生産(★)

19:00…EU貿易収支(★)

◆火曜日

 9:30…豪金融政策決定会合議事録(★★★)

18:30…英求職者給付受給者数増減(★★)

19:00…独ZEW景気期待指数(★★★)

◆水曜日

16:00…独生産者物価指数(★★)

17:00…南ア消費者物価指数(★★★)

18:30…英消費者物価指数(★★)

20:00…南ア小売売上高(★★)

23:30…米原油在庫量(★)

21:30…米生産者物価指数(下落)

 

◆木曜日

 3:00…米FOMC(★★★★)

 3:00…英ブレクジット投票(★★★)

10:30…豪雇用統計(★★)

 

17:30…スイス国立銀行記者会見(★★★)

18:30…英小売売上高(★★)

21:30…米フィラデルフィア連銀製造業指数(★★★)

◆金曜日

17:15…仏製造業購買部協会景気指数(★★)

17:30…独製造業購買部協会景気指数(★★★)

23:00…米中古住宅販売(★★★)


 

 イベント面は簡潔に記載します。

 

 指標的にはさほど重要ではありませんが、初動の日本貿易収支は月曜日の流れを作ると思いますので重要です。その他にも重要指標だらけで困りますが、重要なのは水曜~木曜の指標・イベントですね。

 

 くどいですが、豪州金融+FOMCには要警戒です。

 

 あと、水曜日に南アフリカ消費者物価指数が発表です。

 

 


◆週間予測及び総評

 

◆週間ランド円予測(動意範囲)

7.300円ー7.900円

(リスク高・不安定)

◆週間ランド円基準値

7.600円

(やや下落)

◆週間ランド円終値予測

7.550円ー7.650円

(中立)

 

①株式動向での判断は、初動から下落が予測されるものの、週半ば~週末には上昇すると見込まれる為、週末終値ではランド円は上昇すると予測される。

 

②指数動向での判断は、現在はドル安が顕著であり週半ばのFOMCまではドル安が続く可能性があるものの、その内容も織り込み済で為替相場が推移している向きがある点、買いムードが潜在的に強くある地合いを鑑みて、週初~週半ばまではドル安・円高に、後半はドル高・円安に振れると予測される。

 

③債券動向での判断は、金価格が相場先行している現状を察する限り、週初は下落が予測される。その後も豪州金融政策決定会合議事録やFOMCがある関係上、リスク緩和にはつながりにくいと考える為、ランド円は下落すると予測される。

 

④国内外概況からの判断は、世界概況・国内状況とも不穏であり、特に国内事情では格付け不安が再燃、ESCOMの停電状況が深刻である点からランド円は下落すると予測する。

 

⑤その他、ランド円相場はやや売り優勢で中期間推移しており、反動の揺り戻しがあることが考えられる観点から言えば、ランド円は上昇する事が予測される。

 

 以上の点を総合的に判断すると、

 

 傾向として、ランド円はやや下落・週末にかけては中立・週を通してリスクが高く不安定と判断する。

 

 

※予測は洋傑個人的見解に基づくものです。参考程度にご活用ください。

 

 

 

 大体見込み通りの結果に行き着きました。

 

 来週は週前半と後半で諸通貨の動きが変わる点では今週と変わらないといえると考えます。

 

 様々な指標予測をすべて当てることはできませんが、確率としてかなり高いのが日経先物データです。ここ最近の動きはエリオット波動でいうところの「リーディング・トライアングル」だと思います。大きな上昇波動前に出るものです。一旦は下落すると思いますが、反転して急上昇するヤツです。

 

 そういった意味では、ドル円は今後一旦下落した後急伸する可能性が非常に高いですね。

 

 こうやって考えると、今後は地合い80%程度に、テクニカルやエリオット波動は織り込んだほうが良い気がします。

 

 あくまで参考程度ですけど。

 

 (+o+)ツカレマシター

 

 今週はもう、長いかどうかの判断がつきません。半端なく疲れました(´・ω・`)タノシイケド

 

 来週が皆様にとって良いトレードになりますように。

 

 さあ、新しいトレードが始まります!

 (*'ω'*)ノシ