2019年4月2週ランド円予測

 来週はブレクジット関連以外は特に大きなイベントが無い状況下、週を通して株価や指数、債券動向を基軸に推移する展開が予測されますが、不意のネガティブサプライズには一定の注意が必要な週となります。

 

 重要指標も比較的少ないですが、水曜日の英指標(GDP)ECB発表、FOMC議事録等の発表もあり、米国指標では重要度高いものも発表されます。

 

 南アフリカ関連では木曜日の金生産・鉱業製造・製造業生産などが発表されます。

 

 重要指標もイベントも週中盤~後半にかけての事なので、週序盤は上述の3指標を中心とした動意に左右されると推測します。

 

 それと今回からテクニカル分析も少しですが予測判断に加えます

 

 さて、早速分析に入りたいと思います。

 

 

週間分析レポート及び先週動向をまとめた反省会は以下のリンクから。是非一度ご覧ください。

 


①株式動向

  

◆日経株価(日経225) 

 

◆香港40(先物) 


 

 直近の日経データです(各日終値記載)。 

 

 先週は先々週に引き続き上昇に終始しました。今の現状を見る限り上昇が継続される可能性が最も高いと考えますが、21000円~21300円位までの一旦の下落余地はあります。

 

 日経動向は新元号発表により景気づいた動向でしたので、それらを考えれば、そろそろ下げる展開もかなりの確率で考えられます。

 

 上昇と下落の可能性は50:50といったところです。

 

 それは香港株も同様です。

 

  最終的は方向は…下落ではないかと思いますが、週始めは先週末の米雇用統計の好調結果を受けて上昇する展開が予測されます。序盤は上昇、その後膠着して下落、が洋傑の予想展開です。

 

 週を通しての流れとしては日経・香港株とも「下落~膠着」であると予測します。

 

◎指標動向予測:下落~膠着

◎地合い:リスク中立・不安定

 

 


②指数動向

 

◆ドルインデックス 

 

 ◆円インデックス 

 

◆ユーロインデックス 


 

◆フランインデックス 

 

◆豪ドルインデックス 

 

◆ポンドインデックス 


 

 

 通貨インデックスは、かなりリスクオンに傾いている状況が伺えます。

 

 まず、ドルは米雇用統計前の膠着が長かった為、週間としての動意は非常に限られた展開となりました。最終盤はやや上昇して終わりましたが、結果から鑑みる分に週明けは上昇が見込まれます。

 

 円インデックスはドルと対照的な動意で終始、ドルとの相関性は維持されている為、安定したリスクオン地合いが見て取れます。それは避難通貨たるスイスフランも同様です。

 

 ユーロの下落はドルへの資金流動、豪ドルの上昇はドル系統の価値上昇によるものであると判断します。

 

 以上の動意から擦ればリスクオン・ランド円の動意には上昇(ドル高・円安)で影響を及ぼす展開が推測されますが、そうなると株価動向予測と完全に逆(株価下落≠ドル高+円安)になり、整合性が取れません。

 

 債券動向と異なり、通貨インデックスは株価と一定の相関性が維持されます。その場合、上述の予測では矛盾した展開になってしまうので、洋傑判断としては反転下落を予測しています。

 

 理由としては、3指標がほぼ同じ方向性である点(体感的な経験則ですが、3指標が同方向に向いた時期はトレンドの終末期であったことが多かった為)です。

 

 反転予測の理由付けとしては弱いですが、後述する南ア債券の一部が弱いながらも上昇を示唆している点も、反転の動機付けにはなります。

 

 ランド円に直接影響を及ぼすのはドルと円ですので、この点のみで考慮した場合、ランド円としては非常に流動的ながらも「やや下落」の可能性が高いと考えます。

 

◎指標動向予測:やや下落

◎地合い:リスク中立・不安定

 

 


③債券+金(リスク)動向

 

◆日本10年債 

 

◆アメリカ10年債

 

◆ドイツ10年債 


 

◆オーストラリア10年債 

 

◆南アフリカ10年債 

 

◆金価格 


 

 債券動向も先週は概ね下落で推移しました。

 

 日本債も大幅上昇、ドイツ債もついにプラス転換しました。南アフリカ債も急落してのちも安定して下落基調であり、現在の推移から見れば明らかに「先進国債券は上昇・南ア債券は下落」となります。

 

 但し、週間動向で見た場合、南ア2年債が他の債券と比べ唯一、先週比でプラスになっています。これは今回のランド円急上昇の前に起こった現象と一致します。

 

 また、金価格動向に対しての南ア10年債動向がやや高値で推移している点も気になります。

 

 じゃあ下がるのかといえば、これも微妙なところです。南ア2年債はまだ動向が出始めたばかりですし、前回も動きが顕在化するまで2週間程度かかりました。直近の影響はどこまで出るかは微妙です。また、金価格に対して南ア債の相関性が薄れたともとれる動意とも取れます。

 

 洋傑の予測としては週序盤は膠着、後半下落と見込んでいます。

 

 債券+金価格からみた判断ではランド円は「膠着→下落」と予測します。

 

◎指標動向予測:膠着→下落

◎地合い:リスク中立・不安定

 

 


④国内状況・世界概況

 

◆国内状況(ランドに対する影響)

※現在の段階での影響予測を記載

ⓐESCOM問題…やや下落

ⓑSARB国有化問題…中立

Ⓒムーディーズ格下げ懸念…中立

ⓓ土地収用問題…中立

ⓔ南アフリカ総選挙…中立

 

 

◆世界状況(ランドに対する影響)

※現在の段階での影響予測を記載

ⓐ日米・米中貿易戦争…中立

ⓑロシアゲート関連…中立

Ⓒ世界的な景気減速感…やや下落

ⓓブレクジット関連…やや下落

ⓔ北朝鮮核開発関連…中立

ⓕメキシコ国境封鎖問題…下落

ⓖその他(雇用統計結果良好)…上昇


 

 週始めは米雇用統計結果が良好であったことによる、株価じり高が可能性としてあると考えています。

 

 世界概況は概ねブレクジット関連を除いてマイナス要素が少なく、ランド円に与える影響は少ないと推測します。

 

 南アフリカ国内状況も同様で、国内外状況は比較的安定していると考えます。

 

 国内+世界概況で判断した場合、ランド円は「膠着」と予測します。

 

◎指標動向予測:膠着

◎地合い:リスク中立・安定

 

 


⑤重要経済指標

 

◆月曜日

 8:50…日経常収支(★★)

15:00…独貿易収支(★★)

23:00…米製造業新規受注(★★)

 

 

◆火曜日

 9:30…豪消費者信頼感指数(★★)

14:45…スイス失業率(★)

23:00…米JOLT求職(★★)

 

◆水曜日

17:30…英製造業生産+国内総生産(★★★)

18:30…南ア企業マインド(★★)

21:00…ECB金融政策発表(★★★)

21:30…米コアCPI(★★) 

 

◆木曜日

 3:00…FOMC議事録公開(★★★)

10:30…中CPI+PPI(★★★)

15:00…独消費者物価指数(★★)

15:45…仏消費者物価指数(★★)

18:30…南ア鉱業生産+金生産(★★)

20:00…南ア製造業生産(★★★)

21:30…米生産者物価指数(★★)

 

◆金曜日

12:00…中貿易収支(★★★)

16:00…西消費者物価指数(★★)

23:00…米ミシガン大学消費者信頼感指数(★★)

 


 

 週を通して重要指標が比較的少ない週となります。特に週序盤(月曜日~火曜日)は重要指標が非常に少なく、指標結果より各3指標の動意に振れる可能性が高いと考えます。

 

 また、週後半はECB+FOMC関連に注意警戒が必要となります。特にECBはハト派的な発言には要警戒です。

 

 その他の指標は南アフリカ関連指標発表及び中国指標に強い影響を受けると思われます。中国指標は毎回読めない展開が多いのでともかく、南アフリカ指標はESCOM停電による悪影響が懸念されますので、発表直前はやや下げを強めるかもしれません。 

 

 


⑥テクニカル分析

 

 今回初めて導入する判断材料です。

 

 今回はライン分析と20日基準点からの乖離幅を基軸に分析を行います。文章のみの記載となりますが予めご了承ください。

 

 まず20日移動平均線からの乖離幅では、ランド円はクロス円中でトップであり、+2.56%(乖離幅0.198)となっています。これは明らかに買われ過ぎシグナルが出ています。

 

 また、ライン分析(ヒゲではなく平均足での分析)からすれば現在値は下落ライン最上限で止まっており、反転するか上昇するかの判断は月曜日中で決着すると思われます。

 

 また、仮に上昇するとしても、一時的な下げが無いと継続しません。

 

 これらの事を加味した場合、ランド円は月曜日中に下落するか上抜けるかが判断できます。

 

 但し動向予測ですので、洋傑判断としては反転下落すると考えます。

 

 


◆週間予測及び総評

 

◆週間ランド円予測(動意範囲)

7.60円ー8.10円

(リスク中立・不安定)

◆週間ランド円基準値

7.78円

(中立)

◆週間ランド円終値予測

7.68円ー7.88円

(中立・不安定)

 

①株式動向での判断は、株価は上昇する展開と膠着・下落する展開の両面が相応の確率で発生すると思われるも、最終的な動意に於いてランド円は膠着すると予測される。

 

②指数動向での判断は、株価同様にドル高・円安方向の可能性が示唆されているものの、株価同様に相場反転の可能性が予測され、また、株価と通貨インデックスは相関関係であるケースが多かったことも踏まえ、洋傑予測としてはランド円は一時上昇する可能性もありつつ、最終的には下落、反転すると予測される。

 

③債券動向での判断は、先進国債券動向は上向き・南アフリカ債は下落と安定しているが、2年債動向が不穏な点から、総合的にみてランド円はやや下落すると予測される。

 

④国内外概況からの判断は、世界概況・国内状況とも比較的安定しとおり、ブレクジット以外は特に発生するマイナス要素が無い事から、ランドは膠着と予測する。

 

⑤その他、週を通して重要指標が非常に少ないが、週後半の指標はやや低い結果が想定されるため、ランド円はやや下落すると予測する。

 

⑥テクニカル分析を行った判断としては、現在値が上昇・下落の最終攻防ラインである為、静観を推奨するもランド円はやや下落すると考える。

 

 以上の点を総合的に判断すると、

 

 傾向として、ランド円はやや下落・リスク中立・と判断する。

 

 

※予測は洋傑個人的見解に基づくものです。参考程度にご活用ください。

 

 

 

 今週予測は”もっとも正答率が低い”「反転下落」と予測しています。

 

 以前にも記事に記載していましたが、反転下落予測は正に「落ちるナイフを素手で掴む」トレードスタイルであり、非常にチャンス勝つ散財の恐れのある内容となります。

 

 洋傑のお勧めとしては、当面はノーポジションで進め、はっきりとした動意(恐らく火曜日朝には判断つくか)が出てからトレードに臨むのが良いと考えます。

 

 来週は3指標が基軸となった相場動意になる可能性が非常に高く、正に腕の見せどころといった処でしょうが、なんとか成功にこぎつけたいとろろですね。

 

 また、次週は新たな記事を作成する予定です。アップはNoteにしますので、是非ご期待ください。

 

 来週が皆様にとって良いトレードになりますように。

 

 さあ、新しいトレードが始まります!

 (*'ω'*)ノシ