2019年4月3週ランド円予測

 次週は先週末の株高・通貨高・債券利回り高のリスクオン地合いからのスタートとなります。

 

 いずれの指標もランド円上昇を示唆する動意に終始した中、ランド円は実体数値より高い状況にあると言えます。また、ドル安の状況は現在の株価が継続するのであれば低い水準にあり、これらのバランス調整が入る可能性があります。

 

 また、逆に株価が下落した場合でも、円高は進んでもドル安になるかは微妙です。欧州通貨も必要以上に買われている状況であり、ドルとユーロのバランスで考えればリスクは中立です。

 

 これらの状況を踏まえ、次週のランド円予測を行っていきます。

 

 今回はテクニカル分析は除きます。

 

 さて、早速分析に入りたいと思います。

 

 

週間分析レポート及び先週動向をまとめた反省会は以下のリンクから。是非一度ご覧ください。

 


①株式動向

  

◆日経株価(日経225) 

 

◆香港40(先物) 


 

 直近の日経データです(各日終値記載)。 

 

 先週も先々週同様に最終的には上昇で終了しました。週序盤は一時的に下落(ECB+FOMC)しましたが、終盤は大きく伸長してついに22000円に乗っています。

 

 香港株は日経より更に高留まりです。最終的な伸びが無かったので先週比では微増に留まっていますが、底堅い推移であると判断できます。

 

 チャートの動きを見る分に、今後も上昇継続する可能性が高い見通しが、最も自然な判断であると思いますが、22000円という節目を超えている点や、今までの上昇一辺倒の推移からも、一旦落ち着く展開もあり得るかもしれません。

 

 「どちらとも取れる」展開なので、最終的には個人の判断となってしまいますが、当面は更なる高値を探る展開になるかも知れません。その場合、22100を超える流れが堅くなると、23000に向かって更に高みを目指す流れになるでしょう。逆に22100を超えられない場合は反転すると思います。

 

 いずれにせよ、月曜の初動である程度の動きは読めると推測されますが、洋傑の個人的予測は上下込みの「膠着」です。

 

 週を通しての流れとしては日経・香港株とも「下落~膠着」であると予測します。

 

◎指標動向予測:膠着

◎地合い:リスク中立・不安定

 

 


②指数動向

 

◆ドルインデックス 

 

 ◆円インデックス 

 

◆ユーロインデックス 



 

  通貨インデックスは他指標に比べるとリスクオンがさほど進んでいない指標となります。

 

 円安・ユーロ高・資源国通貨高ではりますが、ドルは膠着~やや下落で推移しています。ランドインデックスは週を通せばほぼ横ばいであり、単純な先進国通貨での資金動向は一緒であった状況でした。

 

 今後の動向ですが、リスクオンの地合いは(少なくとも月曜いっぱいは)続くとして、資金は先進国通貨に集まると考えています。

 

 理由としては後述する米国債・ドイツ債とも上昇しており、この結果が通貨インデックスに響いてくると考えているからです。その分資源国や新興国からは資金が流出するのでは、というのが洋傑の見解です。

 

 資源国や新興国からの資金流出の理由は①直近の上昇幅が大きく、明らかに買われ過ぎの状態 ②豪金融政策決定会合議事録の公開による懸念売り ③トルコの選挙中止ニュースなどによる、新興国通貨への不安 などを考えます。

 

 また、先進国通貨の中でもユーロは火曜と木曜に、いずれもドイツ重要指標が待ち構えています。事前予測値が比較的高く、発表までに上昇も見込まれますが、結果次第ではユーロからの資金流出も考えられます。

 

 その場合はドルに資金が集中することとなり、急速にドル高へと進む展開になります。

 

 様々な予測ができる中で、洋傑の予測は「ドル高・円横ばい」と考えます。

 

 ランド円に直接影響を及ぼすのはドルと円ですので、この点のみで考慮した場合、ランド円としては非常に流動的ながらも「やや下落」の可能性が高いと考えます。

 

◎指標動向予測:やや下落

◎地合い:リスク中立・不安定

 

 


③債券+金(リスク)動向

 

◆日本10年債 

 

◆アメリカ10年債

 

◆ドイツ10年債 


 

◆オーストラリア10年債 

 

◆南アフリカ10年債 

 

◆金価格 


 

 債券動向も先週は概ね上昇(南アフリカ債のみ下落)で推移しました。

 

 日本債も大幅上昇、ドイツ債も大幅プラス転換しました。南アフリカ債も急落してのちも安定して下落基調であり、現在の推移から見れば明らかに「先進国債券は上昇・南ア債券は下落」となります。

 

 先進国債券に概ねいえる内容ですが、いずれも下落傾向から反転して上昇している展開に思えます。

 

 資源国債券である豪州債も同様です。

 

 ただ、金価格と南アフリカ債の相関性がまだ続いている場合は、南アフリカ債のみ上昇(つまりランド円に対して下げ圧力が強まる)可能性がある、と考えています。

 

 その辺に関してはNote記事にアップしました。詳しくはこちらをご確認ください。

 

 推論を含めた、債券+金価格からみた判断ではランド円は「膠着→下落」と予測します。

 

◎指標動向予測:膠着→下落

◎地合い:リスク低下・不安定

 

 


④国内状況・世界概況

 

◆国内状況(ランドに対する影響)

※現在の段階での影響予測を記載

ⓐESCOM問題…やや下落

ⓑSARB国有化問題…中立

Ⓒムーディーズ格下げ懸念…中立

ⓓ土地収用問題…中立

ⓔ南アフリカ総選挙…やや下落

 

 

◆世界状況(ランドに対する影響)

※現在の段階での影響予測を記載

ⓐ日米・米中・米欧貿易戦争…やや下落

ⓑロシアゲート関連…中立

Ⓒ世界的な景気減速感…やや上昇

ⓓブレクジット関連…やや上昇

ⓔ北朝鮮核開発関連…中立

ⓕメキシコ国境封鎖問題…中立


 

 ECB+FOMCを通過した事や、中国貿易収支の良結果・ブレクジットの延期などで週末にかけ数値が急上昇しました。世界概況は不安要素を抱えながらも、それらは鳴りを潜めている状況です。

 

 国内状況はもう少しリスクが顕在化しています。慢性的停電が続くESCOMや、5月に迫った総選挙で今後はランド円の頭をもたげてくる可能性が高いと考えています。

 

 国内+世界概況で判断した場合、ランド円は「膠着」と予測します。

 

◎指標動向予測:膠着

◎地合い:リスク中立・安定

 

 


⑤重要経済指標

 

◆月曜日

※特になし

 

◆火曜日

10:30…豪金融政策決定会合議事録(★★★)

17:30…英失業率+求職者給付受給者増減(★★)

18:00…独ZEW景気期待感指数(★★★)

22:15…米鉱工業生産(★★)

 

◆水曜日

 7:45…NZ消費者物価指数(★★)

 8:50…日貿易収支(★★)

11:00…中GDP+鉱工業生産(★★★)

17:00…南アSARB金融政策レビュー+CPI(★★★)

17:30…英消費者物価指数(★★)

18:00…EU消費者物価指数(★★)

21:30…米貿易収支(★★) 

 

◆木曜日

10:30…豪雇用統計(★★★)

15:00…独生産者物価指数(★)

16:15…仏製造業購買部協会景気指数(★★)

16:30…独製造業購買部協会景気指数(★★★)

17:30…英小売売上高(★★)

21:30…米コア小売売上高(★★)

21:30…米フィラデルフィア連銀製造業指数(★★★)

22:45…米マーケット総合PMI(★★)

 

◆金曜日

※多くの国が休日

21:30…米建築許可(★★)

23:00…米ミシガン大学消費者信頼感指数(★★)

 


 

 週始めと週末にイベントが少なく、両日とも株価の動きに連れての動きになるかも知れません。特に週末金曜日は各国とも祝日が多く、急な相場変動には注意が必要です。

 

 その他で言えば火曜日の豪金融政策決定会合と独ZEWには要注意です。現在の豪ドル円やユーロ円とも非常に高い推移で動いているので、先月激震を起こした重要指標だけに急変もあり得ます。

 また、水曜日は中国指標と南アフリカCPI、木曜日は豪雇用統計と独製造業購買部協会景気指数があり、いずれも事前予測やニュースの確認で不測の事態に備える必要があるでしょう。

 

 


◆週間予測及び総評

 

◆週間ランド円予測(動意範囲)

7.60円ー8.10円

(リスク中立・不安定)

◆週間ランド円基準値

7.85円

(やや下落)

◆週間ランド円終値予測

7.75円ー7.95円

(やや下落・不安定)

 

①株式動向での判断は、株価は上昇する展開と膠着・下落する展開の両面が相応の確率で発生すると思われるも、最終的な動意に於いてランド円は膠着すると予測される。

 

②指数動向での判断は、ドル高には高い確率でなると考えられ、円とユーロの動向は経済指標の結果に左右されると思われるが、主に資源国・新興国から資金が流れ、最終的にはランド円がやや下落すると予測する。

 

③債券動向での判断は、先進国債券動向は上向きで安定しているが、南アフリカ債と金価格の動向を鑑みた場合、ランド円はやや下落すると予測される。

 

④国内外概況からの判断は、世界概況・国内状況ともポジティブ・ネガティブ要素の決定打に欠ける事から、ランドは膠着と予測する。

 

 以上の点を総合的に判断すると、

 

 傾向として、ランド円はやや下落・リスク中立と判断する。

 

 

※予測は洋傑個人的見解に基づくものです。参考程度にご活用ください。

 

 

 

 今回も長くなりました…。現在1:30です。

 

 日に日にアップ時間が遅れていき、こんな時間になってしまいました。やや体力の限界を感じております。

 

 正直、現在の分析方法も変える段階にきているかも知れません。各項目ごとに分けて分析するのは確かに重要だともいますが、ややデータが雑然としてしまい、総合的な分析をより難しくしています。

 

 グラフ等のデータはNote記事で一部流用するに留め、今後は文章主体にしてみようかと思っています。

 

 その辺はTwitterでアンケートでも実施して決を採りたいと思っていますので、その際はお願いします。

 

 さて、予測は現状より少し低い値が終値になる予測となっています。

 

 しかし、現在の現状値は週明け以降の動向へ反映する要素が少ないのではないかと思っています。この週末にいくつかのニュースも出ましたし、先々週のような、週明けから大幅に上昇しての展開も今まで何度かありました。

 

 個人的には相場の終末期だと思っているので、今の地合いが非常に短いスパンで切り替わりそうな気がしてなりません。

 

 随時記事をアップすることで、より正確かつフレッシュな情報を提供できたらと思っています。

 

 来週が皆様にとって良いトレードになりますように。

 

 さあ、新しいトレードが始まります!

 (*'ω'*)ノシ