洋傑の個人的ランド円展望(2月13日ー2月14日)

◆ダウ最高値更新の後に訪れた、新型コロナ速報での急落劇

  

 昨晩は再びダウが最高値を更新しました。昨日の夕方から既に株高・円安・債券売りのリスク選好相場となっていましたが、その後押しを受ける形で株高が進んだ印象を受けました。米国時間は概ね株高のままクローズしています。しかし、米国株の強さとは裏腹に、日本株(日経先物)は24000円の大台すら超えられず、弱い地合いが伺えます。

 そんな中で今朝の新型コロナウイルスの新規報道(感染者数急増)が舞い込んだことにより、株価は一気に下落する事になりました。もともと東京市場開場前で、開場後は利益確定売り・更なる買いでの24000円越えの売買攻防が起きると考えていただけに、下げる口実としてはもってこいであったと言えます。その後も中国株の軟調によって、一度は浮上した株価もズルズルと下がってきている状況です。

 

 一方で、債券動向(日本債)は比較的良好で売りが優勢です。この点から見れば相場は思ったほど悲観する必要はないように感じられますが、日本債利回りが強い影響を及ぼすのが東京時間(~15:00)なので、これ以後も株価が戻らないと、やはり不安・懸念要素が支配的な相場環境になりやすいと感じています。

 

 ランド円はと言えば、昨晩に7.474円の高値を示した後は下落に転じ、昨日の欧州時間後半~米国時間いっぱいまで下げ相場が続き、7.38円まで下押ししました。その後はやや持ち直したものの、やはりコロナウイルス報道によって下落傾向が強まり、7.37円前後で推移している状況です。

 

 それらを含め、今日明日の洋傑の個人的展望を今日も書いていきたいと思います。

 

※本記事内容は洋傑の個人的な見解に基づく展望を書いております。あくまで個人的見解であり、明確な先行きを示唆する内容では無い点をご理解の上、ご覧ください。 

◆直近の諸指標推移と注目ポイント・展望など(株価・指数・南ア債)

  

 諸指標推移の直近(13日朝~)動向考察・直近の推移推測を記載します。

 ただ、各動向はある程度上述していますので、ポイントと洋傑の推移展望のみとします。

 

①株価(日経先物):

 株価での注目ポイントは、日経先物が再び23900円を越えてくるかに加え、下値は23500円~23700円ラインを抜けるかの点であると考えています。連日書いている内容とやや重複しますが、ここ最近はこの23700円~24000円の狭いレンジ相場に陥っている感が強く、今日のこのコロナ報道によって一気に下抜けするか、債券動向に後押し(それも欧州時間までかも知れませんが)されて再度24000円を試す動きになるか、今日は連日よりは動意付く素地が整っていると言えます。

 仮に23900円を越えても、昨日のダウ高値更新ですら上抜けできなかった日経である点、また、コロナ報道による下げが大きいのも日本市場という事もあり、24000円を抜ける可能性は低いと考えます。逆に23500~23700円ラインの抵抗帯を下抜けする可能性も、今の地合いを見る分にはやや低いと考えられ、下がって23500円程度と推測しています。

 

 今日明日の洋傑展望推移としては、23500円~23900円のレンジを想定しています。 

 

②指数(ドル・円):

 今後のポイントとして昨日とあまり変わらず、円は先週同様に0.009100を下抜けるか・先週末の高値0.009150を越えるかどうか、ドルは99.000を越えるかどうかになってくると思います。

 円は今日も0.009100ラインを抜けようと試みられましたが、明確に越えるには至らず、コロナ報道によって一気に値戻りしています。これにより、数度の下値試しが失敗したことになり、この0.009100の抵抗帯は非常に強いものになってしまっています。恐らく今日の地合いでは、このラインを抜ける事は出来ないと考えています。

 ドルは円とは対照的に底堅く上昇を続けており、遂に大台である99.000目前まで迫っています。ここを越えると上に大きな抵抗帯は無く、数値的目安から99.500・100.000を意識するのみ、といった印象を受けます。下値については98.600辺りに一定の抵抗がありますので、夜の米国指標が悪かった場合、そこまでの下押しはあるかも知れません。

 

 今日明日の洋傑展望推移としては、円は0.009100~0.009150・ドルは98.600~99.500内のレンジで推移すると考えます。

 

③南アフリカ債利回り

 昨晩は下落スタートとなり、最大で10.040まで20年債利回りは下押ししました。しかしその後は上昇に転じ、一気に10.110前後まで上昇して、終盤は混着した流れでクローズしています。動きを見る分に、ランド円チャートに沿った動きをした印象があり、あまり南アフリカ債が相場を先行しているようには感じません。

 上値抵抗は昨日同様に10.140と10.180です。これは非常に強い抵抗ラインとして機能していることが想定されるので、これを越えるほどの状況にはなりずらいですが、今日のコロナ報道によって一気に弱気相場になった今の地合いなら上抜けする可能性は一定存在すると考えます。逆に下値は昨日安値10.040がある程度で、下抜ければ大きく利回り推移が急落する展開もないとは言えませんが、現時点の地合いでは難しいように感じます。 

 

 今日明日の洋傑展望としては、10.040~10.180円のレンジで、やや上昇傾向の強い展開を推測します。

◆フィボナッチ:上値抵抗は日足雲下限(昨日高値)・下値は7.30円前後

 

※テクニカルの観点から書きます。

※昨日記事内容を含みます。

 

 上値抵抗ラインについて、昨日は直近高値7.478に並ぶ値である7.474円まで上昇したランド円ですが、その後の展開はご存知の通り、反落で終わっています。反転位置は直近高値であると同時に日足雲の下限に当たり、かなり強い抵抗ラインとして機能している事が伺え、このことからも昨日高値を越える展開は、可能性として非常に低いと思われます。

 その1枚下の抵抗ラインは7.400円であると推測しますが、さほど強くなく、仮に強気相場に変わればランド円が一気に上昇、なんていう展開もあり得ます。

 

 次に下値抵抗についてですが、まずテクニカルの観点から書くと

◆7.350~7.360:4時間足及び1時間足の雲下限

◆7.250~7.300:直近下値のライン引きによる抵抗帯

 の2点があるのみです。前者は抵抗としては弱く、現状の地合いなら下抜けが想像されます。後者の抵抗帯は強く作用すると思われますので、今日下抜けする可能性はやや低いと見ています。

 

 次にエリオット波動ですが、直近高値から直近安値までのフィボナッチ・リトレイスメントで書くと

◆7.244円→7.474円(0.230円)の値幅に対して

 ①F38.2…0.087円(7.387円)→通過済

 ②F50.0…0.115円(7.359円)→通過中(14:00時点)

 ③F61.8…0.142円(7.332円)

 ④F76.2…0.175円(7.299円)

 ⑤F78.6…0.180円(7.294円)

 

 これらの点から、抵抗ラインを構成した場合、以下のように考えます。

◆抵抗ラインA:7.350円~7.360円→通過中

◆抵抗ラインB:7.330円(比較的弱い)

◆抵抗ラインC:7.250円~7.300円(非常に強い)

 

◆2月13日~2月14日の洋傑個人的ランド円展望:7.25円~7.48円

 

 ランド円の価格推移としては、明日の東京時間いっぱいまで、以下の展望を考えます。

◆個人的予想レンジ:7.25円ー7.48

 

 基本的な地合いは、株安中心でのリスク回避に動いているが、債券動向(日本債)は売り優勢であり、欧州時間までに株価が上昇に転じれば相場の急変(上向き)は可能性としてあり得る。但し、株安がこのまま続けばこれに債券・円が連動する展開が予測され、一気にリスクオフに傾く展開が予想される。

 南アフリカ債利回り(20年)は上値に強い抵抗帯(10.140+10.180)が存在するのは昨日同様。但し、新型コロナ報道によって相場が弱気になっており、状況次第では上抜けも十分想定される。

 

 ランド円は7.30円前後が強い抵抗ラインとして機能すると思われるが、もし仮にそれを越えてしまうと下値抵抗がさほどなく、一気に7.20円まで急落する展開もあり、急落には十分警戒の必要あり。逆に相場が上向き担た場合も高値抵抗も然程なく、展開次第で大きく値動きする事が予想される。

 高値目処は昨日高値7.48円までとする。

 下値は、上述の通り7.25円~7.30円に強い抵抗ラインが機能しているので7.25円とする。

 

 今日はどうなる、ランド円。

 (*´ω`*)