洋傑の個人的ランド円展望(2月14日ー2月15日)

◆概況分析:新型コロナ速報で下がるも方向感が出ない概況とじり安のランド円

  

 昨日は新型コロナ報道によって急落した東京市場から、米国市場まで一貫してじり安推移となった株価ですが、その後は米国株が持ち直し、中国株もそれに続く形で上昇しました。結果的には米国・中国株とも行って来い相場となっています。今日の東京市場に於いてもその流れは同様ですが、依然として日経の上値は重く、昨日から200円以上下げ、持ち直すこともなく現在に至っています。

 一方で、リスク指標自体は連日の動き同様に大きな変動がありません。特に円インデックスはこの1週間で0.009100~0.009130という、非常に狭いレンジで推移しています。債券利回りに於いても同様で、日本債利回りは今日も僅かに動いた程度で、大きな変動はありません。同じリスク指標である金価格も週を通して非常に小幅な推移であり、今日に関してもやや下落しているの実情です。

 

 これらの状況を鑑みる分に、潜在的なリスクはあまり上昇しておらず、尚且つ現時点での新規コロナ報道では、米国を執心とした株高を前に、大きな下げに至るほどの材料ともならないという、一種の綱引きに陥っているように感じます。相場推移もそれに準じた推移に見えます。

 上記の流れを見る分には、今日の欧州時間後半まで、大きな概況変動は無いように考えられます。株価・円・債券推移とも、ランド円に与える影響は非常に限定され、より自国指標である南アフリカ債利回りが大きく響く地合いであるように考えています。

 ただ、その後の米国指標である米小売売上高はこの膠着を打ち破る内容になる、と個人的には考えており、注目しており、今回の諸指標推移もこれに左右されそうです。

 

 そのランド円ですが、昨日から相当のアップダウンを繰り返しながらも、基本的には下向きのじり安展開が続いています。今後の推移については上記の通り、欧州時間後半までは南アフリカ債利回り、及びテクニカルに動くことが予想され、今までの推移展望と併せ、状況を見定める地合いになっています。

 今日は久々に南アフリカ債利回り推移が相場を左右するように感じています。

 

 それらを含め、今日明日の洋傑の個人的展望を今日も書いていきたいと思います。

 

※本記事内容は洋傑の個人的な見解に基づく展望を書いております。あくまで個人的見解であり、明確な先行きを示唆する内容では無い点をご理解の上、ご覧ください。 

◆直近の諸指標推移と注目ポイント・展望など(株価・指数・南ア債)

  

 諸指標推移の直近(14日朝~)動向考察・直近の推移推測を記載します。

 ただ、各動向及び大まかな推移展望は上述していますので、ポイントのみとします。

 

①株価(日経先物):

 株価での注目ポイントは、この1週間で構築された堅い上下抵抗ラインである23500~23600円ライン、23900円~24000円ラインを突破できるかどうかになるでしょう。

 今週は新型コロナ速報(昨日)に加え、米国株の過去最高値更新と、上項で記載した通りの好悪混ざった材料の中、日経先物は狭いレンジでの推移が続いています。逆に言えば、余程のニュースないし突破材料がないと抜けない膠着相場が続いているともいえ、それは現在も継続中です。

 これも既に記載しておりますが、欧州時間後半のアメリカ小売売上高の発表まではこのレンジを抜ける展開は考えにくいです。膠着解消は少なくともそのあとになりそうです。

 

 今日の小売売上高発表以降の見解としては、

①良い結果or予想通り:株価上昇も24000円越えは困難

②悪い結果:23500円割れ。急落もあり得る。

 といった見解です。

 

 加えて、今日は週末でもあり、ここ数週間では売りが強まる傾向が続いてます。特に何もなくても、大きな変動がない時間帯や、米国時間中盤以降はじり安ないし下方向に相場が動くことは十分にあり得ます。

 

②指数(ドル・円):

 今後のポイントは、円インデックスに於いて、こちらも株価と同じく膠着が続いていますので、円は0.009100・0.009130を越える展開になるかどうかでしょう。ドルは既に99.000を越えましたので、この水準を維持できるかどうかになると思われます。

 株価が下落ないし上昇しても直ぐに戻ってくる相場展開は、この円インデックスが作用している可能性が高いです。そういった意味では、現在の相場膠着を招いている元凶が円とも言えますが、こちらも多少のヘッドラインでは膠着を抜けそうではありませんので、余程のニュースが入らない以上は、米国指標まで膠着相場で推移する可能性が高そうです。

 

 今日の小売売上高発表以降の見解としては、

①良い結果:円安。場合によっては0.009100割れも

②悪い結果:円高。0.009150越え。

③予想通り:膠着相場維持。終盤は上昇傾向。

 といった見解です。 

 

③南アフリカ債利回り

 昨日は非常に狭い値幅で推移しました。ランド円推移も南ア債利回りではなく、殆どテクニカルに動いた感があり、あまり参考にはならない時間が多かった印象です。ですが、今日は大きな影響を及ぼすことが想定されます。

 理由としては上述の通り、諸指標推移が欧州時間後半まで膠着する事が想定されるためです。こうなってくると自国指標である南アフリカ債利回り推移がランド円にダイレクトに響く展開が予想できます。

 南アフリカ債利回り(20年)での上値・下値抵抗ラインについて、上値は昨日までと同じく10.140と10.180、下値は10.040前後であると想定され、それを欧州時間序盤に抜けるのかどうかが見どころになりそうです。

 

 逆に、欧州時間後半からはテクニカル・概況推移に振られる可能性が高いと考えます。

◆フィボナッチ:上値抵抗は昨日高値7.41円、下値は7.28円前後、抜けると危険

 

※テクニカルの観点から書きます。

※昨日記事内容を含みます。

 

 上値抵抗ラインについて、昨日の反転ポイント7.40円が強く作用する事が想定されます。これを含め、上値抵抗は以下のポイントにあると考えています。

◆直近下落ライン値幅(0.142円)

 ①F50.0:7.403円→昨日反転ポイント

 ②F61.8:7.219円

 ③F76.2:7.140円

 ④F78.6:7.143円

 恐らく一昨日の反転ポイントである7.474円は非常に強い抵抗として機能していることが考えれますので、これを越える展開は無いと見ています。また、昨日反転ポイント7.403円を越える展開も、可能性としては低いものの、概況推移次第では無い訳ではなく、ある程度想定する必要はありそうです。

 

 次に下値抵抗についてですが、まずテクニカルの観点から書くと

◆7.370~7.400:1時間足及び30分足の雲範囲

◆7.330~7.360:4時間足の雲範囲

 となっています。いずれも狭い範囲で展開されており、抜けると一気に相場が動くことも考えられます。値としてはやや下値が薄く、こちらが抜けやすい感じです。

 上値はフィボナッチ同様の抵抗ラインであり、7.40円を抜けると一気に値動きする可能性があります。

 

 次にエリオット波動ですが、直近高値から直近安値までのフィボナッチ・リトレイスメントで書くと

◆7.244円→7.474円(0.230円)の値幅に対して

 ①F38.2…0.087円(7.387円)→通過済

 ②F50.0…0.115円(7.359円)→通過済

 ③F61.8…0.142円(7.332円)→昨日反転ポイント

 ④F76.2…0.175円(7.299円)

 ⑤F78.6…0.180円(7.294円)

 

 加えて、昨日上値反転したポイントである7.403円はフィボナッチ50.0であり、今後仮に下がる展開ならば、その下げ幅は大きくなることが想定されます。その場合の想定下値としては

◆下落1波動目:7.474円→7.432円(0.142円)

◆反転ポイント:7.403円

 ①下落1波動:0.142円(7.261円)

 ②下落1波動の1.618倍:0.229円(7.174円)

 …となります。

 

 これらの点から、抵抗ラインを構成した場合、上値は7.40を越えると7.45円前後までは、下値は7.30ラインを明確に割った後は7.25円前後、その後は7.20円割れまで至る可能性があります。

◆2月14日~2月15日の洋傑個人的ランド円展望:7.25円~7.41円

 

 ランド円の価格推移としては、明日の東京時間いっぱいまで、以下の展望を考えます。

◆個人的予想レンジ:7.25円ー7.48

 

 基本的な地合いは、株安ながらも円や債券・リスク指標の推移から大きな下落に至るには材料不足であり、欧州時間後半に発表されるアメリカ小売売上高までは膠着相場を推測する。左記指標の発表以後も、相場の上抜けは可能性としては低く、逆に悪かった際の下抜けはあると考える。

 南アフリカ債利回り(20年)は上値に強い抵抗帯(10.140+10.180)が存在するのは昨日同様。下値の方がやや薄い抵抗帯であるものの、昨日クローズの推移から見定める分には序盤上昇の可能性がやや高いと考える。いずれにせよ上下抵抗帯を明確に抜ける展開になるにはある程度の材料が必要である地合いであり、こちらも米指標迄は明確な推移にはなりずらいか。

 

 ランド円は下値には昨日の反転ポイントである7.33円が抵抗帯として一定の機能を有しているほか、そのあとも下値には7.30円・7.25円・7.20円と段階的に抵抗ラインが存在しており、下げ幅は限定的になりやすい状況であると推測する。上値も7.40までは強い抵抗があるものの、これを抜けると一気に上昇する可能性アリ。

 相場推移としては欧州序盤はやや下値~膠着、米国時間以後は米指標の結果如何で動くと推測するが、終盤は週末でもある為、売りが優勢になると考える。

 

 より相場が進んだ夜間に、再度の記事を更新する予定です。

 今日はどうなる、ランド円。

 (*´ω`*)