4月3週ランド円動向レポート

 こちらの記事では、週間ランド円動向を随時配信していきます。基本的に1日更新ですので、定期的にご覧頂くと幸いです。

 

※洋傑の個人的見解である点をご理解の上、トレードの参考になれば幸いですが、あくまでご自身の判断と責任に於いてご使用ください。

※無断転載・複製・不正使用は禁止します。

 

 ここでは週間予測と異なり、書き綴り式にランド円動向を記載していきたいと思います。

 

 比較的リアルタイムに、尚且つフレッシュな情報を基に記載するので、週間予測よりは相場動向に近づいた(悪く言えば冷静さをやや欠いた)内容になるかと思いますので、その点はご注意願います。

 

 毎日随時更新していきますので、連続してご覧頂ければ幸いです。

 

◆2019年4月14日

 

 Twitterやブログにも一部記載している内容ですが、現在のランド円動向はテクニカルの観点から言えば「明らかに上昇傾向」であり、その状況から鑑みるに8.2円前後まで上昇する可能性があります。 

 

 ですが、洋傑はそこまで(8.1円)上昇しないと考えています。

 

 下落を示唆する理由付けとしては、南アフリカ債動向と金価格推移の相関性が「まだ生きている」と考えている為です。

 

 このグラフを見てください。

 

 

 

 

 これは南アフリカ債(10年)利回りと金価格の最近の推移をグラフにしたものです。

 現在の両指標の相関性は「薄まった」ように見えます。冷静に見ればそれが正解だと思いますが、洋傑はそう簡単には離れないと考えています。

 

 仮説ですが、最近の動向はECB会見やFOMC議事要旨公表前の膠着が招いた相関性の遅延だった、と考えています。

 

 現在のランド円上昇もランドインデックスの下落ではなく、ドル安・円安の影響が大きいと思いますし、10年債利回りはほぼ膠着状態です。

 

 その南アフリカ債がもし、上述の仮説通りだった場合、金価格との相関性は生きており、今週の前半辺りから南アフリカ債は上昇する可能性があります。

 

 そうなった場合は、月曜~水曜辺りからランド円は下落を始めると予測します。

 それまでは膠着ないし微増(-8.05円辺り?)すると思われますが、高値を更新する展開は無いと考えます。

 高値更新の場合は手仕舞いにする展開も考える必要があるかもしれませんが、そうならない展開を祈るばかりです。

 

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◆2019年4月15日

 

 20:00現在、ランド円は始値から若干の上下はあったものの、その前後で推移している状況です。

 

 指標から言えば、まず株価は22100円を明確に超えましたが、束の間22200円を超えたのち、22100円~22200円の間で膠着しています。

 反転する動きには見えないものの、上値も重く、じりじりと上値更新を続ける流れにも見えます。

 

 次に通貨インデックスですが、こっちはドル安・円安・ユーロ高・資源国+新興国通貨並の状況になっています。ユーロに資金が集中している格好です。

 新興国と資源国はほぼ横ばいの動きで終始しています。ランドはドル安・円安で下値が堅いものの、ランド自体が強くなく、上値も抑えられいます。

 

 債券動向は僅かながら上昇傾向です。目立ったリスク上昇は見られず、依然リスクオンを示唆する流れになっています。

 

 南アフリカ債も連日同様の動き(2年債は維持~微増・10年債は下落)に変わりはありませんが、それに対してランドインデックスが低く感じられます。ランド円下落には2年債が急伸する必要があると洋傑は考えていますが、現在値は6.930と、最近の上限値を超える内容ではなく、仮にランド円が下落するにしても、この状態では下値も限られる展開になりそうです。

 

 …やはり、明確な下落には2年債が今以上(6.950以上)の利回りで推移する必要がありそうです。

 

 今晩は重要経済指標も少なく、米国株の動向で諸通貨も準じた動きをする可能性が高いです。

 米国株は上昇する可能性が高いと思いますが、その際にドルが上昇するかが非常に重要なポイントになると考えます。

 

 ドルが上昇すれば、強さがさほどではないランドはドルランドで上昇傾向となり、ランド円下落になる展開も見えてきます。

 

 また、ランド自体の強さを左右する南アフリカ10年債、及び2年債の動向も注目するポイントです。

 10年債は8.500・2年債は6.950を超えてくるとランド円下落に寄与する可能性が高まります。

 

 これらを踏まえ、動向を注視しながら今晩のランド円動向を見守ります。

 

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◆2019年4月16日

 

 19:30現在、ランド円は7.95円前後で推移しています。

 朝から若干の下落に入ったのち、夕方から上昇に転じて再度下落に入った段階です。

 

 現在までの指標動向ですが…

 

 株価は朝方上昇して22200円に安定して乗りました。しかしその後は膠着状態となり、22200~22300円の間を推移しています。昨日の動向から100円アップして同様の傾向といえます。

 

 通貨インデックスは様々な重要指標を経過しても、やや方向感に欠けた推移です。総合的に見た場合はドル微高・円微高・欧州通貨微安・資源国+新興国安といった感じでしょうか。

 この動向から見る分に先進国通貨が微高でその他が安値ですので、ややリスクオフといった感じに見えます。

 

 債券動向は概ね横ばいで推移しており、特に目立ったリスク上昇は見受けられません。特に日本債利回りは堅調であり、唐突な値動きは抑制される傾向にあると思われます。

 

 南アフリカ債動向は先ほど10年債利回りが8.500を超えました。昨日記載していた通り、この数値が安定するならランド円下落に期待が持てる展開が見えてきます。

 

 上述の通り、ランド円下落の素地が整いつつありますが、洋傑の考える決定的な要素は未だ出揃っていません。

 即ち2年債利回りが6.950を超えていない点ですが、10年債が余程の高水準(8.550~8.600)まで行けば、現在の状況でも下落は強まるかもしれません。

 

 また、昨日記載した通り、ランド円を構成する要素であるドルと円の動向も重要です。

 両通貨ともインデックス上昇の傾向が出始めている感があります。まだ確証が持てる状況まで至っていませんが、このまま上昇するようならドル高・円高・ランド安という、ランド円下落の3要素が整うことになります。

 

 そうでなくとも、現在の状況は昨日の動向に酷似(株価膠着・ランド下落→上昇→下落・債券高)しており、始値から3~5銭程度の下落で終値を迎える可能性があると思いますが、あくまで経過論です。

 

 現状からの判断では、株価膠着・債券高が上昇要素としてありつつも、通貨インデックスの資源国・新興国からの流出傾向と、南ア債動向から下値の方が強い流れになる可能性が高いと考えます。

 

 引き続き南アフリカ債利回り(2年・10年)には注目しつつ、ランド円動向を見守ります。

 

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◆2019年4月17日

 

 19:45現在、ランド円は8.04円前後で推移しています。

 

 朝からじり高傾向でしたが、中国GDPの結果が良かったことによる資源国・新興国通貨高により、じりじりと値を上げていき、現在値まで上昇しています。

 ほぼ、月曜からの下落を切り返して「行って来い」状況となっています。

 

 株価は午前は膠着していたものの、午後から上昇を始め、22300円を安定して超えています。現在のところ下落の兆候はなく、今後もじりじり上昇する可能性が高いですが、中国GDP発表前に一時的とはいえ22200を割った動きがあった点には、一定の警戒が必要かもしれません。

 

 通貨インデックスはドルのアップダウンが激しい印象です。

 中国GDP発表を受けて、一気にドル売り・円売り・資源国・新興国通貨買いが強まりました。現在はやや一服するも、依然傾向は変わっておらず、リスクオンの地合いであると言えます。

 上述の通り、ドルの動きは非常に流動的です。米国債利回りが上昇している関係もあると思いますが、諸通貨の中でドルが最も動向が読みずらい状況になっています。

 

 先進国債券は日本10年債利回りも含め、総じて上昇しており、こちらもリスクオンの地合いです。特に不安定な動きはしておらず、今後もじりじり上昇するように見えます。

 

 南アフリカ債は債券市場開場から下落で始まっています。昨日の上昇分はすべて行って来い状況であり、こちらもリスクオン地合いです。

 一方で南アフリカ2年債利回りは6.830と、最近の膠着の下限でとどまっており、昨日の6.930同様にランド円が上昇に向かうには決め手に欠ける値です。

 

 ランド円の上昇と下落に必要な値は、個人的には…

 ①ランド円上昇(8.100以上)→2年債利回り6.800以下

 ②ランド円下落(7.900以下)→2年債利回り6.950以上

 …と、考えています。

 

 先ほど発表になった南アフリカ小売売上高は予測を大きく超えた内容です。これにより2円債が上述数値を割り込んだ場合は、ランド円8.1円が視野に入り、週間予測上限を超えることになります。

 

 経済指標結果というよりは、この南ア債(2年・10年)で判断した方が良いかと思います。現在はムーディーズからも債券発行に懸念を示していますし、注目されている指標だけに、ランド円の動きを見る上で重要だと思います。

 

 現在の状況から判断するに、株価・指数・債券・南ア債動向いずれもランド円上昇を示唆しており、今後南ア債が上昇しない以上はランド円は膠着ないし上昇になる可能性が高いです。

 逆に、南ア債(特に2年・10年)が上昇し始めたら下落する展開もあり得ます。

 

 主に債券動向を中心に注目して今夜の動向を見守ります。

 

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◆2019年4月18日

 

 20:30現在、ランド円は7.94円で推移しています。

 昨日からの上昇から一転、一昨日の水準に逆戻りです。状況から言えば昨日の状況と真逆の立ち位置で下値を探っている状況です。

 

 株価は朝から徐々に下落し、一旦は22000割れを狙う位置まで下がったものの、今は若干持ち直して22150円辺りで推移しています。連日の上昇から一旦落ち着いた印象をうけます。

 

 通貨インデックスは夕方の欧州経済指標の結果を受けて一気にドル高・円高が進みました。円はその後落ち着いて発表前の水準に戻っていますが、クロス円は軒並み下落傾向です。これは円が強まったというよりは他通貨が弱まった影響によるものだと推察されます。

 また、ドルは諸通貨に対して高値推移に切り替わりました。上述の円動向はまだ上昇するか分かりませんが、ドル上昇は可能性として高いと考えます。

 

 先進国債券動向は、こちらも軒並み下落で推移しています。特にドイツ債の下落が大きく、週始値を割り込む水準まで下落しています。その他の債券も同様に下値が強く、今晩の上昇は低いかもしれません。

 

 南アフリカ債は方向感がありません。ランド円は結果として下落しましたが、10年債はほぼ膠着状態です。

 

 以上から分析する分には、

①現在の下落はまだ一時的なリスク上昇の可能性がやや高く、相場は流動的である雰囲気が強い。

②債券利回り下落はドイツ債が最も強い点から、PMI結果を受けての反応である点が強く、ランド円下落は全体的なリスクオフによる影響が大きく、ランド単体の下落が要因ではない可能性が高い。

③円推移はまだ不明瞭ながらも、ドルは上昇傾向に入った可能性が高く、ランド円の上値抑制になる展開が想定される。

…といった感じでしょうか。

 

 しかし、昨日も記載した通り、ここから下値を試すには、やはり決め手に欠けます。

 南ア債利回り動向がもっと「踏み込んだ」展開にならない限り、7.9円割れは難しいと考えます。その水準は昨日記載している通り、

 ①ランド円上昇(8.100以上)→2年債利回り6.800以下

 ②ランド円下落(7.900以下)→2年債利回り6.950以上

 …と、考えています。

 

 更に10年債動向も7.500を超えないと7.9円割れはまだ難しく、このままの状態で推移すれば、昨日ほどではないにしろ、再び上昇する展開もあり得ます。

 

 現在の状況を判断する分に、先進国債券はリスク上昇を示唆しているものの、株価や指数・南ア債はまだランド円下落に直結する程の材料を有しておらず、今後(~明日未明)の展開としては膠着(7.90-7.98円)する可能性が高いと考えます。

 また、南ア債利回りが上述の水準に達した場合、7.9円を割り込む・または急上昇する展開になる可能性が高まると思います。

 

 今後の動向は南ア債動向が握っているという見方は変えていません。引き続きこの指標に注目して動向を見守ります。

 

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◆2019年4月19日

 

 20:20現在、ランド円は7.96円で推移しています。

 今日は東京市場以外が殆ど休場になっている関係上、東京時間以外動かない…と思っていましたが、東京時間すら動きがありません。

 

 通常なら株価(先物)・先進国債券・通貨インデックス・南ア債券動向を記載するのですが、開いていない為記載できませんが、ランド円は始値から殆ど動かず(2銭程度)、推移しています。

 

 今晩は米国市場も休場の為、動意が付くか微妙なところです。ポジティブ・ネガティブニュースが入れば一気に動きが出ると思いますが、その可能性も低いとは思います。

 南アフリカ関連で言えば、先ほど(18:00ごろ)南アフリカ・ムボウェニ財務相がESCOMへの資本注入を承認したとの報道が流れました。ですが、現段階では動意はありません。

 

 現在の状況を判断する分に、諸指標が動いていない状況下でのランド円推移は限定することが想定される為、膠着(7.92円ー7.98円)する可能性が高いと考えます。

 但し、何かしらのポジティブ・ネガティブニュースが流れれば市場流動性が枯渇している状況から一気に動意つく展開はあり得ます。年始のアップルショックのような過剰な展開は無いと思いますが、一定の警戒は必要です。

 

 特に注視する指標が無い状況下、ランド円動向を定点観測して臨みます。